LPCXpresso-LPC1769 組込みプログラミング [USB Virtual COM実装編7]

LPCXpressoインストール時に付属していたVirtual COM(VCOM)デモプログラムを動作させる事にやっと成功した。 今までの手順をざっと復習すると…

■デモプロジェクト実験の過程

①LPCXpresso IDEのインストール →秋月購入時に付属する資料読むべし

IDE上で下記のプロジェクト・アーカイブをインポートする
【フォルダ名】
C:\nxp\LPCXpresso_4.1.0_190\lpcxpresso\Examples\NXP\LPC1000\LPC17xx
【プロジェクト(zipアーカイブ)】
(1) CMSISv2p00_LPC17xx.zip
(2) NXP_LPCXpresso1769_MCB1700_2011-02-11.zip

③ 展開されたプロジェクトのうち、USBCDCがVCOMデモプログラムが入っているプロジェクトである。

④下記の写真を参考に配線する。
※USBコネクタ-ブレッドボード変換基板は下記URLから購入した。
http://www.switch-science.com/products/detail.php?product_id=432
他には、秋月電子からも同様の変換基板が販売されている
http://akizukidenshi.com/catalog/g/gK-05258/

⑤LPC-Link側のUSBケーブルを接続し、コンパイル後に生成される実行ファイルをLPCXpressoに転送する (IDE画面の左上にあるDebugボタンを押す事で実行)

⑥この状態で増設したUSBケーブルを接続すると、新しいデバイスとして認識され、デバイス・ドライバのインストールを要求される

デバイスドライバ用INFファイルは同一プロジェクト内のsrcフォルダにある
 lpc17xx-vcom.infを指定する

⑧デバイス・ドライバが無事にインストールされると、デバイスマネージャのポート(COMとLPT)の下に、LPC17xx USB VCom Port(COM ??)というデバイスとして認識される。

⑨Tera Termを起動し、キーボードから文字を入力する。打込んだ文字列がエコーバックされて表示されれば、ループバックが正常動作している。




図1. 実験風景

■接続関係
 左側がLPC-Link用のUSBケーブルで
 右側がVirtual COMデモ用のUSBケーブル

接続ピン
  J6-36 → USB_D-(灰色の被覆線)
  J6-37 → USB_D+(赤色の被覆線)
  J6-54 → GND (黒色の被覆線)
  J6-42(UART TxD1)とU6-43(UART RxD1)をジャンパで短絡

※UART TxD1端子と RxD1端子を短絡しループバックさせて、
 Tera Term上で動作確認をするため


図2. Tera term表示例

■動作の補足説明
[キーボード入力]→[USB as VCOM Port OUT]→[UART TxD1]→[UART RxD1]→[USB as VCOM Port IN] → [Tera Term上に表示]